スーパーNK細胞療法の効果
- 活性化したNK細胞による直接及び間接的ながん細胞の殺傷に伴いがんが縮小する、あるいはがんの進行の抑制効果が期待できます。
- 抗がん剤治療の免疫抑制により免疫のがん細胞に対する抵抗力が落ちてしまった場合の免疫増強、がんの発生や再発を抑制するための予防にも有効です。
スーパーNK細胞療法の5つの特徴
- 全ステージ、ほぼ全てのがんに対応
- 一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに施術が可能です。
- 手術後の残ったがん細胞にも対応
- がん細胞増殖の抑制
- 再発・転移の予防
- 標準治療との併用が可能
- 外科手術/化学療法/放射線治療との併用が可能
- 日帰りの通院で治療が可能
- 身体に負担が少なく、点滴投与の時間は約1時間
- 副作用が少ない
- 自己血液から採取したNK 細胞を培養/ 増殖し、活性化する為、副作用がほとんどありません。
- 再生医療治療計画の届出
- 本治療は厚生労働省に再生医療提供計画を提出し、受理されて実施している治療です。
期待される6つの効果
- 樹状細胞を成熟化
- がん細胞による樹状細胞への妨害を解除し、正常に抗原提示ができるようにします。
- 免疫細胞を増殖・活性化
- NK細胞/キラーT細胞などのさまざまな免疫細胞を増殖・活性化します。
- がん細胞へ直接攻撃
- 活性化したNK細胞は、別抗原の捜索、キラーT直接がん細胞に攻撃する働きがあります。
- 免疫抑制を解除し、免疫機能の向上
- 活性化したNK細胞は免疫抑制細胞を殺傷する働きによって免疫機能の向上を目指します。
- 血管新生造成を阻害
- 血管新生とは、がん細胞が増殖の際に新しい血管を造成する現象です。血管造成に必要な血管内皮増殖因子(VEGF)を放出できないように活性化NK細胞が妨害することで新生血管造成を防ぎます。
- 免疫記憶の形成
- 活性化したNK細胞は免疫記憶幹細胞を作り、長期間がん細胞を攻撃できる免疫記憶を持続できるようになります。
なぜがんになるのか
私たちの体は約37兆2000億個の細胞でできており、細胞は絶えず分裂することによって新しく生まれ変わっています。細胞分裂は、細胞の設計図である遺伝子をもとにコピーされることで起こりますが、発がん物質などの影響 で遺伝子が突然変異し、「コピ ーミス」が起こることがあります。このコピーミスが「がん」のはじまりです。ただし、コピーミスが起きても、すぐにがんになるわけではありません。健康な人でも1日約5,000個のコピーミスが起こっているといわれています。通常、コピーミスで生まれた異常な細胞は、体内の免疫細胞の標的となり、攻撃されて死滅します。ところが、免疫細胞の攻撃を逃れて生き残る細胞がいて、「がん細胞」となります。それらが異常な分裂・増殖をくり返し、10~20年かけて「がん」の状態になります。
治療の流れ
01 初診
現在の状態とこれまでの治療経緯をお伺いして、スーパーNK細胞療法を行えるかどうかの診断を行います。完全予約になりますので事前にお電話にてお問い合わせ頂けますようお願い致します。準備いただきたい資料等をご案内致します。
02 感染症検査
細胞培養に必要な感染症検査を行います。通常は初診時に実施可能であれば同日にて採血を行います。結果がでるまで3~5日ほど要します。
03 採血
一回の治療に対し、50㏄の血液を採取します。
04 培養
培養施設で2~3週間細胞の培養、活性化
05 投与
複数回実施する場合step2~5を繰り返し行います。
06 診察
投与が完了した後、結果が出た後に診察を行います。治療の評価により今後について相談します。
培養施設について
培養は関連医療機関の培養施設(CPC)で行われます。この施設は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく「特定細胞加工物」を製造する「細胞培養加工施設」として厚生労働省に届け出を行っております。培養は日本再生医療学会認定臨床培養士資格保有者が従事しております。
よくあるご質問
Q.ガンの部位によって有効性の違いはありますか?
A.有効性に大きな違いはないと考えられます。一番重要とされるのは、患者様の免疫細胞がどのような状態にあるかです。免疫細胞の状態が良ければ治療効果も期待できますし、悪い状態であれば治療効果が現れるには時間を要することとなります。
Q.他の治療との併用は可能ですか?
A.問題ありません。併用することでむしろ高い効果が期待できると考えられます。また、他の治療の副作用を軽減できると思われます。但し、現在お受けになっている化学療法や放射線療法等との併用については、お互いの治療のタイミングを考慮する必要があります。
Q.化学療法(抗ガン剤)や放射線療法との併用は可能ですか?
A.可能です。但し、化学療法、放射線療法は、免疫細胞を含む正常な細胞にもダメージを与えてしまいますので、抗ガン剤投与後2~3日程空けてからの採血となります。併用される場合は、主治医の先生及び当クリニックにご相談下さい。
Q.抗ガン剤などは副作用が強いので受けたくないのですが、高度活性化NK細胞療法だけで治療することは可能ですか?
A.スーパーNK細胞療法は、これまで手術、抗ガン剤治療、放射線療法いずれも進行が食い止められなかった場合でも、治療効果が認められたケースもあります。したがって、スーパーNK細胞療法だけでも治療できる可能性はありますが、スーパーNK細胞療法は抗ガン剤治療などを妨げない治療法ですので、抗ガン剤治療などと併用することによって、治療全体の効果を上げることが期待できます。
Q.治療を受けるのに年齢的、体力的制限はありますか?
A.ございません。スーパーNK細胞療法は患者様のお体に負担をかける治療ではございませんので、年齢や体力の制限なく受けていただくことができます。
Q.ガンが転移していますが効果はありますか?
A.もちろん、期待できます。但し、全身に転移している様な重篤な場合は期待できないケースもあります。
医師紹介
古賀 祥嗣
SHOJI KOGA
1989 産業医科大学卒業
1989 東京女子医大 腎臓病総合医療センター 入局
1995 東京女子医大 泌尿器科 助手
1996 米国オハイオ州クリーブランドクリニックに移植医療のため留学
1999 東京女子医大 泌尿器科 助手
2003 東京医科大学 泌尿器科 講師
2009 江戸川病院 着任 泌尿器科主任部長 兼 透析センター長 兼 移植再生医療センター長(現職)
2017 ソラリアクリニック 特別顧問(現職)
2017 パナジー株式会社 代表取締役(現職)
2020 DEXONファーマシューティカルズ株式会社 代表取締役(現職)
2021 江戸川病院 副院長(現職)
医学部を卒業して最初の7年間は腎移植や癌治療などの臨床業務を大学病院で行っていました。1996年から機会があり3年間アメリカのクリーブランドクリニックのリサーチフェローとしてテロメラーゼの基礎研究に携わりました。当時は朝から晩まで研究に明け暮れていました。その後、1999年に大学に復帰して以降臨床医として鍛錬し、最近ではロボット手術などの症例を手掛けてまいりました。 2016年より縁あって銀座ソラリアクリニックにて自由診療による幹細胞培養上清液を用いた修復医療に携わることとなりました。その後6年間主に乳歯歯髄幹細胞培養上清の研究と臨床を重ね、2021年からは再生医療の分野を網羅すべく独自プロトコルによる幹細胞治療ならびにNKT細胞標的治療によるがん治療を行って参りました。そして2022年長年培った幹細胞培養上清の研究成果を発展させるべく再生医療専門のクリニックであるアールイークリニック銀座を開業する運びとなりました。1人でも多くの方に本当の健康で長く生きていて良かったと思える社会をつくりたいと考えております。
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